アディショナルカード追加から10日以上経ち、MPランキングの集計期間も切り替わりました。
新弾・「鋼鉄の反逆者」リリース直後から頻繁に見かけていた機械ヴァンパイアですが、さすがにメタを張られることが増えてきている印象です。
今回は、従来の構築に少し捻りを加えたデッキを紹介します。
アカマル杯でも使用したリストです!
疾走特化機械ヴァンプ
もともと攻撃的なプランが取りやすいヴァンパイアですが、「レイジコマンダー・ラウラ」を採用することで、さらに攻撃的な構成にしています。
ラウラのファンファーレによって、「鋼鉄のヴァンパイア・スレイ」や「破滅のサキュバス」に疾走を付与できるため、攻撃と防御を同時に行いやすくなりました。
相性とか
有利:
聖獅子ビショップ、アグロ全般、機械ネクロ
不利:
スペルウィッチ、開闢ウィッチ、機械ロイヤル
アグロ戦術を取れるので、こちらのリーサルよりも足の遅いデッキにはだいたい有利です。
スペルウィッチはけっこう不利です。
まずうまく横並びアグロがはまらないと負けます。
7〜9ターン目にボードから高い打点を狙うデッキなので、除去・守護・回復すべてできるウィッチにとっては、リーサルを外しやすいデッキと言えるでしょう。
あと、展開力でこちらを上回るポテンシャルがあるため、機械ロイヤルに対して少し不利なことがあります。
オクトリス許すまじ・・・。
立ち回り
基本は以前紹介したデッキや、他の機械ヴァンプとあまり変わりません。
今回は、スレイのために手札に機械・カードが3枚以上ある状態を維持すると戦いやすいです。
他のリーサル札が見えるなら、疾走付与を狙う必要はないでしょう。
マリガン
▲カードを引けていないと、中盤以降で困ることも。
低コストのフォロワーか、ドローソースを狙います。
ドロソは中盤以降に大きく関わってくるため、序盤から引けると安心です。
また、序盤が貧弱なので、マリガン時点から小さいフォロワーをできるだけ引いておきたいです。
序盤:リーサルを見据えて攻める
わりと重要。
序盤から横並べして、盤面を見つつ相手リーダーの体力を削ります。
1〜3コストフォロワーのスタッツが低いため、序盤で使っていかないと後半で手札に弱いカードしかない、という状況に陥ってしまいます。
序盤から小さいフォロワーを出していくことによるメリットはこんな感じです。
- 「ファースト・ワン」でのリーサルを狙いやすくなる。
- 「機械神」アクセラレートのバリューが上がる。
- 「獄炎のデーモン」のバフを乗せやすくなる。
- アグロプランを取れる。
戦況によりますが、相手の盤面に付き合うよりは、ひたすら殴り続けて相手の処理を誘うことを心がけます。
フォロワーが2体以上いるなら、隙を見て「獄炎のデーモン」で疾走やドレインを持てるカードにバフを乗せていきましょう。
中盤:隙あらば攻め、ヤバければ守る
当たり障りのないことのようですが、基本に忠実ならまず負けないと思います。
序盤で盤面を作れていれば、ラウラに進化を切るなどして、顔を詰めることができます。
ラウラとスレイかサキュバスが見えているなら十分に捲れます。
自分リーダーの体力はそこまで気にしなくても大丈夫です。
終盤:疾走する
はしらせればいいんですよ。
ちゃんとゲームを組み立てられていれば、「ファースト・ワン」をアンロックするか、バフの乗った疾走札でリーサルを取れます。
▲ラウラと組み合わせることで評価がひっくり返りました。まじで。
復讐状態で10ターン目を迎えれば、ラウラ+スレイ疾走ドレインとかいう意味不明な動きが狙えたりもします。
ピックアップカード
この構築の捻りの部分と採用理由。
『レイジコマンダー・ラウラ』
進化権を使えば、4/5/5の疾走フォロワーとして機能します。
序盤で横並びを作って、獄炎でバフを乗せておけば5コストなのに10点出せる、なんてこともざらです。
ファンファーレ能力も強力で、序盤〜中盤での防御を捨て、意図的に復讐状態に入れば、サキュバスやスレイを走らせることもできます。
これが恐ろしく強い。
スレイに疾走付与できれば、「手札に他の機械・カードが3枚ある」という条件だけで、全部のせと同じ状態でプレイできるようになります。
『天使の泉』
Akamarured氏がツイッターや配信で公開したリストに採用されていました。
タイミングは遅いものの、ドローしながらフォロワーにバフを乗せることができるカードです。
リーサルに足りない1点を補ったり、ドレインの回復量を上げるといった使い方もできます。つよい。
『バロン・ダブルフィール』
攻防一体のカードで、様々な局面でリカバリーの利く能力です。
足りない打点を「パンサーレオ」でカバーし、相手の細かい動きに対して「渇望のオウルキャット」で対処できます。
ファンファーレ能力の起動条件が復讐状態なので、ラウラのファンファーレ能力を狙うついでに狙うこともできますね。
手札の機械・カードが減らないので、スレイに突進をつけたい場合などにも役に立ちます。
あとオウルキャットが好きなんで入れてます。
構築バリエーション
ラウラは積んだ方がいいと思いますが、枚数は2枚くらいでも大丈夫だと思います。お好みで。
バロンDFやサキュバスなどは他のカードに変えるのもありですかね。
というのも、処理札が少なめなので、アグロプランを取ってきた場合に対処しづらいことがあるからです。
「姦淫の口付け」や「鋭利な一裂き」などと入れ替えたり、獄炎を増やすなどすれば、より防御の幅は広がるでしょう。
「ヴェノムバイト」は絶対に入れなくていいです。
3コス使って4点しか出ないのが弱すぎますし、3コスならボードを全処理するか、フォロワーを展開したいです。
同じ点出すなら、フォロワーのバフにも使える「飢餓の輝き」の方が有用でしょう。
そもそも4点を出したい相手は聖獅子くらいしかいません。
聖獅子は処理するより処理してもらう方が勝てるので、なおさらいらないですね。
おわりに
ラウラ採用によって、攻める手段を増やしつつ、様々な状況に対応できるようになったんじゃないでしょうか。
序盤はアグロっぽい動きをしながら、中盤以降で逆転したり、グッと勝利に近づくような展開が見込めます。
機械ヴァンプに入れるカードを迷っている方、ラウラは本当におすすめです。
そんじゃまた。