アディショナル追加から1週間以上が過ぎました。
今日は「魔術の王・ソロモン」の採用によって、ランクマッチ・BO3大会問わず必ず目にするデッキになったスペルウィッチの構築について。
スペブカードや、組み合わせで強いカードなどはだいたい固定化されつつありますが、細かいところで採用カードにブレがあります。
必須枠
結論から言うと、全てのカードの構築がほぼ同じ、みたいになることはなさそうな気がします。
いろんなカードでスペルブーストを狙えるので、聖獅子ほど入れられるカードに制限がかからないためですね。
まず外せないカードはこんな感じでしょうか。
ただ、どの構築でもだいたい30枚くらいのカードは採用枚数まで同じになるんじゃないでしょうか。
あんまり考えずこれだけデッキに突っ込んで、あとは好みや使用感など確かめつつ、枚数を変えていけばいいと思います。
とくに必須と言えるカードをいくつかピックアップしていきます。
『魔術の王・ソロモン』
つよい。今回のアディショナルカードで間違いなく最強クラスの性能と言えますね。
こいつのおかげで、しばらくはウィッチがトップティアに居座りそうな予感。
序盤が弱かったウィッチの2コストを埋めるカードというところもエライし、指輪は0コストスペルとして使うことも狙えるので、本当に優秀なカードと言えます。
ドラゴンで言う6ターンサタンみたいな動きも可能になりました。
強力なカードですが、ソロモン本体にブーストをかけるのか、指輪に何回ブーストをかければ良いのかなど、考えることが多く運用には少し頭を使う必要があります。
『未知の求道者・クラーク』
アクセラレートすれば、2コストを埋められる上に、打点とドローソースとしても使えます。
後半でソロモンからサーチできれば、0コストで超越打ってるようなもんなので、2ターン分の動きができることになります。
ソロモンと組み合わせるのが前提みたいなカードデザインになってますね。
『真実の宣告』
OOTレジェンド枠のライオよりもはるかに有用なカード。
盤面で戦いにくいがゆえに、ある程度自分のリーダーへのダメージを許容しなければならないこのデッキにおいて、回復と守護を一手に担える貴重なリソースと言えます。
序盤から温存し続け、スペブをため続けることができれば、大型フォロワーを残しつつ、相手に大ダメージを与えつつ、さらに大量回復できる可能性を秘めています。なんでシルバーレアなんですかね、これ。
こちらが優勢ならリーサルも狙えるし、圧されているなら逆転を狙える必須の1枚です。
なくてもいいかもしれないカード
採用枚数に個人差があり、構築に差が出るカードたち。
要所で使えれば強いものの、コストの高さやプレイするターンの他の動きを阻害するなどの理由で、採用枚数を減らすか、必要ないとまで考えられるカードです。
『フレイムデストロイヤー』
スペルウィッチと言えばこれみたいなところがありました。
出せば相手にプレッシャーを与えられるフォロワーですが、今の環境は除去普段が豊富なため、一度に複数体出てこないとその圧も弱くなっています。
考えたいのは、10コストに入れたいクラークを指輪で引っ張ってくるとき、競合してしまうこと。
低コストのスペルやドローソースが限られているので、序盤での事故要因にもつながってしまいますね。
出したターンに何もできないので、やはり1枚も積まないのが正解でしょうか。
『開闢の預言者』
盤面から20点出すか、「テミスの粛清」 や「沈黙の詩」を使わないと除去できないカード。
しかし条件が容易ではないうえに、手札に来てしまった場合10ターン目まで絶対にプレイできない※カードでもあります。
※現実的ではないものの、「鳳凰の庭園」「ソロモンの指輪」でコストダウンすれば手札からフォロワーとしてプレイできます。
1〜10のコストすべてをプレイするのがそこまで容易ではないうえに、そのために構築をいじる必要があるため、デッキパワーを落とす要因になり得ます。他のカードに枠を割いた方がいいと言えるでしょう。
直接召喚できたときは最高に気持ちいいです。
『真実の掟』
諸説ありそうですが、個人的にはいらないカードだと思う。
このデッキは、優秀なドローソースである「運命の導き」、「知恵の光」に加えて、クラークから手に入る「真理の術式」や、指輪でデッキ圧縮が可能です。
クラークのファンファーレ能力で総入れ替えもできますね。
あと、手札が多くなりがちなので、「手札が9枚になるようにカードを引く」という能力ではドロー枚数の恩恵を受けられないことも多いと思います。
実質0コストドローですが、デッキを重くするのでちょっと扱いづらい印象ですね・・・。
『真実の絶傑・ライオ』
指輪からサーチできれば、6ターン目くらいまでには着地できます。
デッキ内への9回のスペルブーストがチートレベルに強力ですが、ライオ自体が重いフォロワーなので、プレイするターンの動きが制約されがちです。
ドローしやすいデッキなので、ブーストしたいカードを先に引いてしまうなど、その能力を最大限に活かせない可能性もあります。
40枚という枠数の中では考える必要があり、必ずしも複数採用すべきカードではないかも知れません。
『ウィズダム・コア』
PPを多く使える上に、1コストスペルによる2回ドローが担保されているので、起動ターンの動きは鬼のように強くなります。
ただ、進化権をきらないと効果が起動できないのと、設置するターンに3コストぶんブーストを稼げないため、テンポロスになるという見方もできます。
3コストの枠は、3/3のフォロワーを出しつつスペルブーストも稼げる「天外の華・エレノア」だけでいいという説を唱えるプレイヤーも増えているようです。
最強構築とは?
上でも言った通り、コレという構築があるよりは、「これだけ絶対積んで、あとはお好み」というのがいいでしょう。どのデッキもそうですけどね。
その中で、今回紹介するのはこちら。
スペルウィッチ
「飢餓の輝き」は、3コストで除去やスペルブーストができるのと、フィニッシャーである「真実の狂信者」にバフを乗せられるので採用しています。
4点が意外と偉大。
ただ、どちらかといえば後ろ向きなカードなので、他のカードにしてもいいかもしれません。
入れ替え候補として、「オリハルコンゴーレム」は低コストのバーンスペル補充を狙えるのでオススメですかね。
開闢ウィッチ
開闢を狙うならこんな感じですかね。
フレデスは上で述べたように、指輪との相性が悪いので不採用にしてます。
マシンエンジェルや開闢の枚数は増やしてもいいかもしれません。
低コストで動けるカードを積むべき
ソロモンが加わったとは言え、序盤の動きは以前と変わらず、少し押されがちな展開になりがちです。「ノヴァフレア」は偉大でした・・・。
今環境は盤面で戦うことが多いので、「ゴーレムの錬成」「マシンエンジェル」などの採用が増えています。
ブーストを稼いで、中盤以降に強力な動きをしたいウィッチにとって、序盤でブーストしながら相手の動きを凌ぐことは重要と言えます。
自分の中での最強構築は、実際に回しながら決めた方がいいと思います。
必須枠と入れなくてもいいかもしれないカードだけ頭に入れておけば、とても強いデッキの基礎ができるんじゃないでしょうか。