アカマル杯がミリオンカップ予選の直前だったので、そこでBO3でのアディショナルカードの使用感などを見つつ、持っていくデッキを決めるつもりでした。
さっそく見ていきましょう。
デッキ1 ベルフォメット人形ネメシス
Akamarucup ver.
JCG ver.
立ち回りとかマリガン
「アイアロンの支配者・ベルフォメット」に可能性を感じたため、機械・カードを採用した人形ネメシスを使用。軽めのフォロワーが多いので、横展開しながら相手の顔を詰め、「破壊の絶傑・リーシェナ」や「粛清の英雄・メイシア」に進化を切って詰めるというのが基本です。
マリガンでは積極的にリーシェナかメイシアを狙います。「破壊の信者」はドロソですが、ベルフォメット起動後か「無尽の人形遣い」進化後に使った方が、リーサルカードに繋げやすいため、無理にキープする必要性は低いです。
序盤
リーシェナに進化切れそうなら、「操り人形」を手札に貯めます。処理手段が豊富なので、ボードの不利はリーシェナの進化ターンに返す感じでも間に合います。あとは序盤から横展開に対応できるクラスは多くないので、積極的に小粒を横に並べて、相手の顔を詰めていきましょう。
相手がアグロ戦術を取ってくる場合は、体力を削るのではなく人形を吐いて処理しつつ、中盤以降での巻き返しを狙います。
中盤
リーシェナに進化を切りたい。以上。
・・・ではなく、リーシェナや「無尽の人形遣い」に進化を切ります。人形遣いはフォロワーの破壊カウントを加速できて、毎ターン2ドローが確約されるので、どのプランで戦うにしても、なるべく早いうちに進化を切っておきたいカードです。2ドローが優秀なので、リーシェナ、メイシア、ベルフォメットなどキーカードが揃っている状態ならいつ進化してもいいでしょう。
あとは序盤とあまりやることは変わりません。死なない程度に盤面を処理しつつ、横並びできそうならボードを作りつつ、リーサル札のために時間と破壊カウントを稼ぎます。
終盤
リーシェナからアーティファクトを置いた後、あるいはメイシアまで耐える段階に入ったら、ベルフォメットを置くチャンスをうかがいます。出したターンにボードに干渉できないアレークトだけ若干ハズレですが、機械の女神シリーズはリーサルまで見込める優秀なカードたちなので、長期戦するなら必須と言えます。
ベルフォメットがない場合は、グライアスやマシンエンジェルでほどよく盤面を抑え続けます。小粒で残るプロダクトマシーンは、あわよくば打点にもなるフォロワーです。
最後は「黒き破壊のアーティファクト」か「粛清の一刀」でリーサルを決めたいとこですが、ベルフォメットの女神シリーズもボードに残すことができればリーサルまで持っていくことができます。
有利と不利
有利:アグロ全般、ロイヤル全般、機械ネクロ、機械ヴァンプ、スペルウィッチ、進化エルフ
不利:聖獅子ビショップ、サタンドラゴン
超コントロールデッキです。だいたいどんなデッキにも対応はできますが、リーサルまでの準備が容易でなデッキにはすこし不利がつきがちです。このデッキも似たようなもんだけどね。
あとはだいたい勝てますが、とくにスペルウィッチに対しては、フォロワーを残さない戦法やアグロプランがとれるため、非常に有利に立ち回ることができます。ライブラリアウトも狙えたりなんかして。
構築バリエーション
序盤で人形を貯め込みたいので、我慢を続けることが多く、顔は結構削られてしまいます。回復手段が「白き破壊のアーティファクト」しかないので、「美食天使・エカテリーヌ」など採用すると安定感は増すかもしれません。
また、機械・カードの枚数が多すぎるとベルフォメット起動後にデッキ内容が異常に重くなる(8コスト以上が10枚以上とかに)ので、構築時点で機械・カードの枚数はセーブした方がいいです。かといって少なすぎるとベルフォメットの恩恵が減るので、ベルフォメット含めて12枚くらいが理想な気がします。
あとはドローソースでしょうか。完全に使用感と好みの問題だと思いますが、「破壊の信者」は場にネメシス・カードがないと起動できないので、増やしすぎるのはおすすめしません。人形遣い進化すればいいと思いますよ。
デッキ2 機械ヴァンプ
アカマル杯とミリオンカップで同じデッキを使用。
立ち回りとかマリガン
まず第一に、「鋼鉄のヴァンパイア・スレイ」の疾走能力は存在しないものと思ってください。
運が良ければドレインか突進がつく置物です。これでリーサルを狙おうとか打点にしようとか企んでると、機械・フォロワーの破壊カウントが進まなかったり、手札が必要以上に燃えたりします。進化を切りたくないときや、回復が必要なときに使うカードです。
あとは以前紹介した機械ヴァンプと同じ感じです。ドローソースと軽めの機械・フォロワーをキープ。サキュバスが見えてるなら、進化ギミックのカードをキープ。簡単でしょう?
序盤〜中盤
序盤は機械・フォロワーの破壊カウントを稼ぎます。おわり。
あと相手の顔を詰められそうなときは積極的に攻めましょう。
進化ターン以降も顔を詰めながら、破壊カウントを稼ぎます。サキュバスの進化カウントも稼ぐことで、終盤以降で有利なボードを作ることができます。要所で守護を張ったり、回復をして自分のリーサルを避けつつ、カウントを稼ぎます。
終盤
リーサルが見えてきたら、機械・フォロワーが盤面に残り続けるよう意識します。「ファースト・ワン」は機械・フォロワー全てを進化させられるので、打点になるうえにサキュバスのコストも下がります。
場に残ったフォロワーで細かく相手の顔を削るのも忘れずに。
有利と不利
有利:聖獅子ビショップ、ドラゴン全般、機械ネクロ
不利:ロイヤル全般、スペルウィッチ、ネメシス全般
目立った有利不利はこんな感じでしょうか。聖獅子はアグロムーブかませば7ターン目くらいにはリーサル見えます。ロイヤル対面はパクトリスと「白刃の剣舞」 がきついのと、アグロプランでは無条件で疾走できるフォロワーが多いので不利がつきます。勝負にならないレベルではないです。
どの不利対面に対しても、アグロプランを通せば勝ちの目はあります。序盤でどこまで削れて、破壊カウントを稼げるかが非常に重要です。
ただ、攻めと守りのスイッチが容易なデッキなので、その見極めさえ誤らなければ、大きく不利がつくマッチもないと思います。スペルウィッチはいつもキツいけど。
構築バリエーション
スレイは1枚でもいいと思います。なんならこいつもエカテリーヌでいいまである。
あと「幼き人狼・リベルテ」は他のカードでもいいかもしれない。回復手段がないわけではないので、無理に進化ギミックと合わせるよりは、「鋭利な一裂き」とか攻撃的なカード入れると面白いかもしれません。「バロン・ダブルフィール」と入れ替えるのもいいかも。足りない2点を補ったり、除去しながら守護を張ったり、攻めにも守りにも使えるのでデッキと相性はいいと思います。
フニカルとヤヴンハールは、サキュバスのカウントを進める以外では、ボードに対する処理札としてしか使えない(ウィッチに対して不利がつく要因になる)ので、2枚ずつが妥協点な気がします。それ以下の枚数で積むくらいなら「獄炎のデーモン」「眷属の召喚」などに変えた方がいいと思います。