久々の投稿です。
8/15に開催された8月のSVO SEAOで、スイスドロー6-1(スイスドロー自体では全体の8位)という結果を残しました。タイブレーカーで敗北を喫しトップ8にはなれず、とても悔しいです。くやしい。(悔しいため
SVOとBattlefyとOWと
「8位だったのにトップ8じゃないの?」と思われた方、そうです。
SVOは規定ラウンド数をこなした後で、いわゆるOpponent's Winrateが低い場合は次のラウンドに進むことができないか、最終的なSVOのトップ8を決するタイブレーカーが発生することになるのです。
このOWという数値が曲者で、それまでの対戦相手の勝率によって変動します。
今月は7ラウンドだったので、7-0か6-1がトップ8条件で、一部の6-1だったプレイヤー同士によるタイブレーカーが発生しました。
一方は生き、一方は斃れ・・・
勝負ってそういうもんですが、今回のタイブレーカーはチームメイトのMidnightとの対戦でした。トップ8をかけたチームキル、まるで漫画的な展開ですね。
— Mint Candy/REV (@MintCandySV) 2020年8月15日
トーナメントにおけるチームキルは、必ずしも悪いことばかりではないと思います。
チームの人間のうち、どちらか一方は必ず先に進めることが確約されるということを意味するからです。
・・・とは言うものの、やはり選手個人としては勝つために戦っているので、当然勝利を掴みたいところですが。笑
rit.の目線で見ると、初のトップ8がかかっていて、持ち込みもかなり自信のあるものでした。
行く末を分けるたったひとつのプレイ
こうやって書くとかっこよく聞こえますが、要はプレミで負けました。
BO3で1戦目を勝った後の2戦目、最後の最後で落ち着いていればリーサルだった、という局面です。実際のスクショを見てみましょう。
相手の状況:
- 『背徳の狂獣』リーダー付与能力起動
- 『堕落の漆黒・アザゼル』リーダー付与能力起動
こちらの状況:
- 『アブソリュート・モデスト』リーダー付与能力起動(7点)
- 『《世界》ゼルガネイア』が直接召喚
- 『ラグナアウェイク』をトップデック
ネメシスを使っていると何度か目にするセットアップですね。
相手のボードにフォロワーがいるので、ゼルガネイアの謎4点攻撃時能力を起動できます。
ゼルガネイアで相手のフォロワーに攻撃して、手札の『パラダイムシフト』から『ブリッツアーティファクト』を選べば、2+3+3+2(疾走打点、2回のリーダー能力、ラストワード)でピッタリ10点削り切れてました。
rit./REV、バグる
しかし実際には、トップデックしたラグナアウェイクを反射的にプレイし、結果返しのターンで敗北してしまいました。
ここからどうやって負けるんだっていう局面でリーサル逃したということもそうですが、
何度か見た・経験したことのあるセットアップで、一番やってはいけないミスをしたことに対する残念な気持ちでいっぱいです。本当に悔しい。。
一方で、目の前で勝ちを落としたのは悔しいんですが、対戦相手のMidnight=チームメイトがトップ8に駒を進めたのは喜ばしいことで、複雑な感慨があります。なんともいえないきもち。
どんな状況になっても、焦らず、90秒でできることを見極める余裕をもつことが大切だと改めて感じさせる試合でした。
簡単なデッキ紹介
ここからは軽くデッキ紹介。
SVOは3デッキ1Banによる公開制BO3で進行します。
つまり、戦いたくないデッキとは戦わなくて済むので、非公開制BanなしのBO3よりある程度勝ち進めるプランを立てやすくなります。
今回はウィッチ・ネクロマンサー・ネメシスを持ち込みました。
ネクロ・ドラゴン・ビショップを中心にBanする前提で、そのほかのデッキに対しては微有利以上がつく構築にしました。
猛威を振るうと思われる異形エルフなどに対して絶対に勝てて、不利がつきがちなディスカードドラゴンに対して五分以上になるデッキを持ち込んだので、Banはしやすかったです。
秘術リンクルキャルウィッチ
勝敗:3-2、4Bans
ウィッチにおけるゼルガネイアは、5PP使って延命(と場合によっては2ドロー)するだけという評価で、あんまり信じてないです。
秘術はどちらかというと攻めるカードが多いので、完全に防御に徹するカードは廃し、より攻撃的な構築にしました。
葬送冥府ネクロマンサー
勝敗:5-0、3Bans
今回のMVP。
『スカルクレイン』によって墓場と連携のカウント速度を上げられるので、平均で6ターン目には『天覇風神・フェイラン』が直接召喚されます。
また、大量のドローソースを積むことで、『死期を視る者・グレモリー』の起動を早め、『冥界神・ハデス』へのアクセスにもつなげてます。
デッキを回しているうちに墓場が溜まり、7-8ターン目にはハデス起動、8-9ターン目でリーサル、というコンセプトですね。
ボード作りが容易なので、相手に処理を強要しつつ、こちらはリーサルの準備を進めることができます。
『フェイタルオーダー』コンボのパーツは葬送先のパーツにもなるし、足りない打点を補ったり墓場を加速できるのもあって、最低限だけ積みました。
あと守護が豊富なので、異形エルフに絶対勝てるデッキです。
葬送カウントがそこまで重要ではないのと、ターゲットにしたいフォロワーがいないため、『幽暗の墓守』は採用しませんでした。
これによってネクロの上振れに対処しづらくなるのは確かですが(それでもネクロにも十分勝てるデッキです)、他のデッキはだいたい勝てるのでネクロをBanしてました。
実際スイスドローでもタイブレーカーでも無敗だったので、このデッキは3D1Bにおいて最強な部類だと思います。
アーティファクトネメシス
勝敗:5-4、1Ban
あまり多くを語る必要はなさそう。
平均点を出し続けられるデッキ。
これも豊富な守護と回復によって異形エルフ、ネクロやドラゴンに勝てるというところで持ち込みました。
おわりに
個人的な気持ちの整理をつける意味もあって記事を書いてみました。
これまでのSVOでも何度か5-2したり、惜しいところまで行ったことはありますが、悔いの程度がここまで上がったのは久しぶりですね。
自分にとっては貴重な経験が得られたので、来月につなげたいと思います。
そんじゃまた。